今では、ノモスグラスヒュッテは限られたメーカーにしかできないことができるようになりました。脱進機の自社生産です。

ノモススイング システム

アソルティマン(脱進機を構成する三つの部品を表すフランス語)、調速機構、脱進機、スイング システム: テンプ、ヒゲゼンマイ、ガンギ車、アンクルで構成される機械式時計の等時性を保つ機構は、時計業界内でも多くの名称を与えられています。ノモスグラスヒュッテでは、自社設計製造によるこの機構をノモススイング システムと名付けました。

高い品質を誇るこの機構は、綿密な検査を通っており、正確に時を刻みます。このように寸分の狂いもない時計の構成部品をつくり上げることは、真の技能がなければ実現できません。難易度が高い上、極めて複雑であり、コストがかかり過ぎるという理由から、今日まで小さな時計メーカーにとっては到底不可能なことでした。唯一の選択肢は、巨費を投じて10個から100個程度のパーツを手作業でつくることでしたが、それでは手の届く価格に抑えることはできません。そのため、多くのブランドはこの機構の製造に特化したスイスのメーカーから調達しているのです。

アンクル、ガンギ車、そしてテンプ(スイング システムに含まれるその他の細かいパーツも含め)それぞれの完成度が高いことはもちろんのこと、全体がチームとして正しく機能する必要があります。ノモスのゼネラル・マネージャー、ウベ・アーレントはこのことについて「これを達成することは、月に着陸するような感覚です」と表現しています。

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